清水一行の「虚構大学」を読んだ。
文学は預言者(予言者)だという言い方があるが、そうかもしれない。この本は私にとっては、預言者のほうだ。
この本は、引退して名誉教授になっても、どの教え子の動向にも目を配り心配し示唆をくれる恩師Tが、読むことを勧めた企業(起業)小説だ。
時代も違うし小説だけど貴方の参考になると思う旨の、見本のような三行の文章のメッセージメールで紹介してくれた。
アマゾンが一昨日、届けてくれた。
もう。このめくるめく小説に私は、ウォーキングするつもりできた某大庭園公園のベンチで、読み続けた。暑い日が陰って、読みづらくなり、やっと何処にいたか思い出したほどだ。
読み終わって先ず、恩師T先生の教え子への深い思慮と配慮が、頭を巡った。有り難い方だ。