服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

手放した過去から未来への応援を貰う

いきなりだけど、1月1日付けで、ある研究機関から『特命教授』を拝受した。我が家では『棚ぼた任命』と呼んでいる。(笑)

 

勿論、くださる方はちゃんとその会の基準と規定の上で任命する。年末に様々な証明書や書類も提出した。その機関は主に、中国語通訳翻訳として25年以上第一線で活躍したことを業績として認めての任命である。

 

新しいものを手にしたければ、いま手に握っているものを捨てなければならない、という言葉を私は肝に命じている。

だから、大学設立を志してから私は、ある意味、過去を捨てた。これまでの自分のささやかだけど成したことや、小さいが成果と言われるものを、捨てた。勇気をもって。

 

もう通訳はしないし、政策アドバイザーもしない。それらの資料も大量の本も、成果物も、作品も、すべて捨てた。気持ちや、時間や行動や全てのコストを大学設立準備にあてるために。

 

名前の横に何か職業を書かなければならないから、中国語通訳とか政策アドバイザーと書いている。何の役にもたたない、博士号があればいいのに、と思いながら。

 

ところが今、代表理事である私の肩書きに、特命教授が付くのである。

手放したはずの過去から、大学設立のための応援を貰い始めた。そんな気分だ。