朝一番で、一番イヤな、やりたくない仕事に着手した。
取引先に電話をかけて、支払いが遅れます、いえ遅らせます、事情はこうこうてす、と言うという仕事だ。
事情は複雑で、双方どちらにも責任がある遅延である。だが、支払う方が謝り、お願いする以外ない。
嫌だし、辛いし、出来るものならやりたくない。逃げてすむなら逃げたい。(笑)
だがこれが、責任者の仕事だ。
「一番嫌なことを最初にやるんだ」「一番つらい現実に対面するんだ」「一番難しい方の仕事につくんだ」という恩師の言葉を思い出しながら、背筋を伸ばして電話をした。
思いの外、相手は、一旦だけど受け取ってくれた。
さて、このあと、2番目だけど、やっぱり大変な仕事がまっている。
自分に言い聞かせる。逃げるな。背筋を伸ばせ。真っ直ぐな言葉で言え。
逃げるな。