服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

課題解決から価値創造への意識の回帰

社会の課題を解決したいと思い、大学創立を思い立った。

そして、その100歩手前で、待機児童という社会課題の解決や、教育・保育格差という社会の問題を克服しようと、保育園を設立した。

そして、沖縄の子どもに年間10億円を引っ張ってきて投入するぞ、それで効果的に教育保育格差の解決のスパイラルの、よい起点にするぞ、克服する梃子にするぞと決めた。

だけど、よく考えたら。ただただ、価値を創造したい、でもいいのではないか。

もともと、私は新しい何かを創りたかった。世界をもっと自分が良いと思う世界に変えたかった。ただただ、もっと自分が理想とする大学を、創りたかった。

それと生まれ故郷の沖縄の課題とが、結びついた。沖縄の特性を生かすことと、大学創立が結びついた。沖縄の宿命が使命に変わることと、大学創立が結びついた。

いま、それで良いのではないか、と考えはじめた。シンプルに、自分の創りたい保育園をつくる。創りたい教育機関をつくる。創りたい組織・企業をつくる。それでよいのではないか。

課題解決も素晴らしい。問題克服も素晴らしい。だが、シンプルに価値の創造も素晴らしい。そう思う。もしかしてこの三つは、同義語かもしれないが。