服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

みらいっこ保育園は大事なことは“総選挙”で決める。ほんとだよ。

沖縄の「みらいっこ保育園」グループでは、大事なことや面白いことは、全職員の投票で決める。

始まりは3年半前、クラス名を決めるとき。保育士からネーミングの希望をとったら、あらゆる言語のあらゆる分野の言葉が集まった。

そこで、全部並べてリストをしめし、当時の全員で投票をして決めた。今あるクラス名、モアナ(ポリネシア語)、シリウス(英語)マハナ(ハワイ語)、等々、世界中の言語のクラス名である。約3年後に3歳以上クラスが出来たときも、そのクラス名を“総選挙”で決めた。

他には、保育園なのに3歳以上の園児に制服(標準服)をすると決めたとき。3つ制服、3つのバッグを並べて、当時の全職員に投票させた。そして、決めた。

さて、今回。三園合同園内研修会。

教育メソッドを導入するか否か。某保育・教育メソッドの方お二人を東京から呼んで、全職員の前でプレゼンとインストラクトをしてもらった。

投票は2週間後。眼を輝かせて聞いていた職員は、これからお互い討論するだろうし、ググるだろうし、調べるだろう。

私は「衆知を集める」「意見が大衆に揉まれれて知見になる」「大衆は賢い」を信じている人間だ。

専門職修士論文で書いた「グランドデザイン提示競争」を、笑われても実践している人間だ。