分かったよ。
人生は、壮大な複線回収なのだと。
生まれてから今まで、泣いて笑って、怒って哀しんで。
悔しいとか、いつか必ずと思ったとか。いつかリベンジしたいとか。
何故に私がこんな目にあうとか、これは理不尽だ、不条理に腹が立つ、と思ったとか。いつかひっくり返したいと思ったとか。
ああ、あのとき歓喜した、あの時楽しかった、愉快だと思った。
あの人を喜ばせたいと思った、あの子をどうにかしたいと思った。いつかあの方にお返ししたいとおもったとか。
夢中になった、あれは楽しかった、これは愉しかった、あれは良かった。他の人にも味あわせたいと思ったとか。
生まれた時から、経験したこと、感情と思いと決意、それは、思い出として残る。
そして、ある年になると、動き始めると、それらが自分の人生の伏線だったと分かる。人生の仕込みだったのだと分かる。
そう、私は、今、人生の伏線回収をしているのだ。(笑)
愉快だ。良いも悪いも、回収したら、すべて良いものに変わる。
痛快だ。私の人生、仕込みも伏線も、とても多いぞ、大きいぞ。半径も広いぞ。