服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

ハリー・ポッター「闘いながら戦略をでっち上げる」方式つまり「行き当たりばったり」戦略は、変化する現代では有効かも

実際に起業して、自分自身が思うことがある。

戦略とか、先読みとか、予測とか、計画とか。本当にそれで、起業や事業は、成功するのか。そんな人って凄い、と。

私はよく「実はちゃんと予想していた。だから上手くいった」とか、「私の読みがあたった」とか言い張る。先見の明がある振りをする。自分のとった戦略が的確だった風をよそおう。

だけど。

はっきり言って、どんなに予測しても、物事というのは変化する。また私にとって、起業とか事業というのは、新しいことばかりだ。

だから、私の場合たとえて言えば。

必死に、起こったことに対応した。縁に応じて、計画予想とは違った順序で事を起こした。辻褄を合わせるために頭を絞った。コロコロと転がって、倒れないように頑張ったら、結果が上手くいった。荒波に流されて、掴んだものにしがみついたら、結果的に良かった。

つまり、もしかして偶然上手くいったのだ。

ハリー・ポッターに双子が言う「よし。戦いながら、戦略をでっちあげるんだな。俺たちの得意とするところだ」なんてセリフがある。

それにハッとして吹き出した私は、まさか何年後かに、それを心に置いて起業と事業に立ち向かうとは、思いもよらなかった。

私はまさに、走りながら戦略をでっち上げてきたのだ。で、上手くいった方に、転んだのだ。

秀逸な計画よりも、準備した戦略よりも、現実の変化の方が、それを超えているのだ。