自分は、天職と思った通訳を長く頑張った、楽しんだ。
たゆまぬ研鑽と訓練が必要な職種であったし、常に努力とブラッシュアップが必要だったが、楽しかった。
それと重ねて十数年、公共経営アドバイザーをした。具体的には、選挙プランナーや、候補者や議員の参謀役、課題解決プロジェクトチームの結成と運営だ。
これも、弛まぬ思考、全方向的な情報収集、網羅的な研究が必要であった。そして、秘密を守る、守りきる。ハードな緊張状態の繰り返しだった。でも醍醐味を感じた。
さて。
自分はその二つの職業人生で、充分に訓練と難関克服を、やってきたと思っていた。
……。とんでもない。
起業とそのあとの経営は、人間としても、リーダーとしても、資本主義社会の社長としても、本当に、忍耐と練磨の繰り返し、チャレンジと失敗成功の繰り返し。
厳しい訓練と同じ。ハードな研鑽と同じ。
深謀遠慮、秘密を守るという忍耐。
ガバナンスとマネジメント。
稼ぐことと儲けることと、社会貢献。
この資本主義社会では、どんな小さな組織でも、社長・経営者というのは、本当に、一番大変なリーダー職、トップ職だと思う。