ダンテの神曲に、かの有名な言葉がある。
「獣のように生きるのではない。徳と知を求めて生きるのだ」
私は、これが生きるよすがとなるほどの、社会や人生に、置かれたことはない。
戦争とか、牢獄とか、残酷な環境にに置かれた人間だけが、「この言葉によって、生き延びた」と、言う権利があるだろう。
だが、不思議なことに、こんな安全な社会に生きていても、この言葉を言い聞かせる時もある。
恥ずかしいくらいに、レベルが違うが。
資本主義社会、経済社会に生きていて、起業家や経営者をしていく上で、この言葉が頭をよぎり、心に期すとは、思いもしなかった。
半分ハッタリのコンサルとお付き合いしたからといって、自分もそれと同じになってはいけない。
取引の相手の狡さに毒されて、自分もそうなってはいけない。
生き残っている会社の社長たちは、みな、道徳観がある。勝ち残っている経営者達は、みな、精神が優れている。
経済社会、競争社会は、半歩、横にずれるだけで、ダメになってしまう。
常に、徳と知恵を持たなければ、生き残れないのだ。