人間関係とは、不思議なものだ。
利用されても、別にかまわない。一方的な貢献だと言われても、平気な時がある。
こちらが誠意をつくすことは、自分の信条である。相手からの誠意の程度は関係ない、と考えていた。
その上で。
仕事の取り引きは、金銭が絡むから、そのルールは、普通の人間関係ではない。
しかし、だからこそ、信用とか信頼とか、互恵とかWin-Winとか、がある。
つまりは、取り引きも商売も、信用・信頼の上に成り立つものだ。
だから経済かいでは、出来るだけ全てに公平公正になろうと、ルールがある。
起業して7年だが、公的にも不公平なルールに出会ったことは、私はまだない。
だが、不公平なルールの状態には、この約数年、あった。
だから正そうとした。あちらも誠意であると、信じていたからだ。
しかし。話し合いの終わり頃。
「ああ、この人は、私からの信用や信頼を失うことは、平気なんだ。要らないんだ。それよりはお金と自分の勝ちを取る人なんだ」
と分かった瞬間、ゲーム理論が頭に浮かんだ。
「よし。誠意には誠意。不信には不信。捨てには棄て。同じことを返そう」
初めて、ゲーム理論を現実に使った(笑)瞬間だった。