中国の名詞である。
夜光杯と呼ばれるグラスに葡萄酒を満たす
という美しい言葉から始まる、が、
実はとても、悲壮な七言絶句である。
戦いに行く前に、美酒で乾杯して酔って騒ぐ。
そんな姿を許してくれ。なぜなら、戦いにいって帰って来れるものは、古来より、とても少ないのだから。
こんな内容の詩歌だ。
この詩を読むと、頭の中で、死屍累々(ししるいるい)という言葉が、浮かぶ。
これを読む度、
自分が長になって、組織のトップになって、何かに闘いを挑むとしたら、‥。
決してヘタを打ってはならない。決して簡単に仕掛けてはならない。仕掛けたら、決して負けてはいけない。
‥‥、と。
いま、孤独な組織トップ達に、好き嫌いは別にして、それでも、自身のそれぞれの自戒の言葉を思い出してほしい、そして自己チューにならずに頑張ってほしい、と思う。
トップの決断ミス、采配ミス、で、帰れなくなる戦士は多いのだ。