服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

スペイン大使館に集まった強者たち(笑)と縁

昨日、在日スペイン大使館で開催の古田史写真展の、オープニングパーティー
参加した。

事前の作品鑑賞、セレモニーはシンプルで、大使館の方のスペイン語の挨拶、古田さんご本人の挨拶。途中でソプラノとビアノ演奏。

ワインとお摘まみ、お互いの懇談と鑑賞しながらの感想など。情熱的で洒落ている。

主催者の方が、招待客を結びつけたり、引き合わせたり、紹介したりしている。

同時に参加者たちも、自ら紹介し、交流し、歓談し、名刺を交換しあったりする。

そして、思った。
ここには、強者たちが集まっている。
これは、主催者の力であり深慮であり、皆に良い縁をつないでほしいという、祈りの結果である、と。

自分がこんなイベントの主催者になったら、こんな風に出来るだろうか。
人を集めることばかり、権威を集めることばかりに、終始してしまわないか。
そう自己を見つめてみた。

リーダーが見える景色、見ている景色

昔、生徒だったころ学校の教壇に立った時に、ビックリしたことがある。「教壇からは、教室内がよく見えるものなんだな~」

昔、学生劇の役柄でハイヒールを履いたときに、驚いたことがある。「たった5ンチ高くなっただけで、世界はこんなに変わるものか」「背の高い生徒は、私とは違う景色をずっと見てたんだ」

いま、リーダーとして、見える景色、見ている景色が、違うことに気がついている。

そうなると、ある世界でリーダーをしている盟友への見方も変わってくる。
これまで批評的に見ていた、他のリーダーへの捉え方も、変わってくる。

当然、自分自身への、覚悟の迫りかたも
変わってくる。

「見える景色が違う」「見てきた景色が違う」とい使い古された言葉も、身をもって分かるようになる。

嫌われてもいいって言ってもさ。やっぱイヤだ~(笑)。

嫌われてもいいからリーダーとして自分の信じる戦略を貫こう、と決めた先から、やっぱ嫌われるのってイヤだ~、という自分がいた。(笑)

ほんと、今日は実際、腹が立ったり、それなのに気がつくと弁明したり、弁解したり。

午前の仕事、お昼の仕事、午後の仕事、ほぼ全てで、嫌われたくなくて頑張る自分がいた。笑っちゃう。

しかし、何で、いつもリーダーは突き上げられ、フォロワーは追及するんだろう。責任は同じなのに。

ま、いいか。
前進、後退、留まり、休憩し、前進し。それで良い。なんくるないさ

嫌われても信じた戦略を実行できるリーダー

本日、ランチをしながら会談をした。

内容は、自分はなんて運が良いのだ、なんて信頼・信用されているのだ、と思えてくるものだった。

しかし、あることに話が及んだとたん、暗礁に乗り上げた。……やっぱり。

そして反対に、自分はなんて愚かなんだ、やはり無理してでもあの事を通しておけばよかった。嫌われても自分の戦略と勘を信じるべきだった。トップとしてバカだ、弱いリーダーだ、と分かってきた。

それに自信があるなら、嫌われてもそう決断する。
そうすべきだと思ったら、嫌われてもそう実行する。
それが最良の戦略だと思うなら、嫌がられても説得する。
そんなことが出来るリーダーになりたい。

感情は一番扱いが難しい

感情には、喜怒哀楽という言葉だけでは表現できない、様々なものがある。

感情は、ある意味スペクトラムで、ボーダーレスだ。変化するし、複雑なものだ。

たとえば腹が立っているとき、何に怒っているか、誰に対して怒っているのかも、実は分からなかったりする場合がある。

たとえば嫌いだという気持ちと、気になるという気持ちは、時には同じ場合がある。

喜びと落胆は、すぐ隣にあったりする。
悲哀は、必ずしも無いほうがよいわけではない。

とにかくいま、ある人の感情の対処に万策尽きた思いがし、その結果腹立たしく感じ、そしてそれをコントロール出来ない、今の自分が情けない。

「スーパーCEO」?!

沖縄で仕事をする間、二人の20代がスーパーサポーターとして、毎日フルスロットルで、助けてくれた。

姪と息子だ。一人はフィリピン・セブから転職の合間の休暇で帰沖、一人はアメリカ留学から夏期休暇帰国中。

それぞれのパソコンを使い、二人でタグマッチを組み、大量の資料や契約書、チラシを、次々と作成、推考、チェック、完成、プリント…してくれた。アルバイト料金なし!(笑)

まさに、スーパーサポーターだ。

その一人が「ちーこさんはスーパーCEOだね」と言った。スーパー? CEO?
「だって、そうじゃん」は?まさか?
「だっえ、そうじゃん」

思わず考え込んだ。そんな視点もあるのか? 
いや、「クレージー・アーント・マネジメント」「クレージー・マム・マネジメント」かも。(笑)

そうか。不発弾を処理するリスか(笑)

たった1日半、側にいる留学帰りの息子が言った。

「ちーこさんは、不発弾の在りかを知っていて、そのネジの解き方も知っていて、小さいのに実際にそのネジを外すことも出来て、そして処理して走り回っているリス。」と例えた。

なぜ、リス? 「身軽。でも、力が多いわけではない。出来ることもあるし、出来ないこともある。小さいから不発弾を発見でき、よく動くから数多く処理できる。」

でも緊急を要するし、次々と不発弾が見つかるし、説明する時間もない。
不発弾の有った場所の人は、それが有ったことも分からないことがある。だから不思議がるし、不信がるし。
そして不発弾は処理されたから、分からないまま。

それに、フィールドを三つ抱えている。3つのフィールドには、まだ不発弾が見つかるかもしれない。

笑えた。思いもよらない例えで。