服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

腹を決めよう。リーダーは孤独なんだ。

「『リーダーは孤独』っていうからね」
数日前のコーチの言葉。

私はこの一年あまり、コーチングを受けている。
夢に向かって走りだし、その夢を現実的な目標に変えるために行動し、法人を3つも設立しちゃってから、はっとした。

ここは、個人の私ではなく、リーダーとしての私にコーチングが必要だ、と。

で、以前に、個人としての私をコーチングしてくれた、信頼する人にコーチングを頼んだのだ。

そして今、数日前に聞いたこの言葉が頭を巡る。おそらくこれまで、何度も聞いたであろう、よくある言葉「リーダーは孤独だ」

いま本当に、身に染みように感じる。

もう、腹を決める以外にない。リーダーは孤独なんだ。それが当たり前なんだ。

声を出して泣きながらも、あと一歩前へ進もう。

今日、午前、あることがあって、自宅事務所にもどってきた。

笑顔で対応しながら心の中で唇を噛むような、堂々と話しながら屈辱を感じるような、そんな会談だった。

恥ずかしく、なぜ私が恥ずかしく感ずる必要があるのだ!と思いながらも、ダメージを受けて、戻った部屋で寝転んで泣いた。(笑)

夫から「どうなった」と電話があり、ついに電話口で、わーわー声を出して泣いた。
声を出して泣くなんて、いったい、何年ぶりか?(爆笑)

「君の今の大泣きが、将来の100人、1000人の若者を救うことになるよ」
「自分の為でない大泣きなんて、誰でも出来ることではないよ」

そう。立ち上がろう。泣きながら、あと一歩、前へ進もう。

最大のリスクとはトップの健康

どこかの研究発表で読んだ。

企業・組織・会社などの一番のリスクは何か? それは「その組織のトップの健康」である。と。

営利でも非営利でも同じ。大組織でも零細組織でも同じ。継続の長さも関係ない。

どんな不祥事よりも、どんな資金不足よりも、もちろんそれらは大きなリスクだが、されらよりも一番のリスクとなるのは、その組織のトップの健康である、と。

株価にも、ブランドにも、組織の評価にも、組織の発展や衰退にも、破綻や倒産にも、組織オペレーションにも、ほぼすべてに対して、もっとも大きな影響をもつのは、トップの健康。であると。

そういうわけで、夫と親友からも強く進められ、私はいま健康施設にいる。(*^^*)

一週間、仕事を離れ、健康チェックと保養をし、ひたすら体と内蔵と頭を休ませている。ま、多少の仕事はスマホでやるが、とにかく基本は休養である。

三日目、健康チェック以外は、寝たり起きたり。身体を休ませたおかげで、いま、頭がブンブン回り始めている。

三つの理想像と3つの求められる資質

経営者になると、多くの事が要求される。

そろそろ私は、社会起業家から、経営者にならなければならない。でも、片方でまだ起業家でもある。そして、小さい組織だが理事長でもある。

一方で起業家として、次々と業を起こし、一方で経営者として起こした事業を軌道に乗せてオペレーションしていき、一方で法人理事長として、やっていかなければならない。

このあと、私は3つの行動ベクトルと3つの求められる資質と、3つの理想像の間で揺れることになるのか。

最近、度々、起業家ならばここでさっさとこうする、だけど経営者ならばここで怒るだろうなとか、理事長ならば……思うときがある。

これまで起業を続けながら、経営者となった人間、理事長となった人間は、どうしてきたのだろう。

いくつもの団体を立ち上げ、いくつもの組織の長となった人を思い浮かべて、考えている。

睡眠は最大の良策。

睡眠というのは、すごい力を持っている。

打ちひしがれて、眠りについても、翌朝になると、やる気が起きてくる。

万策尽き果てて、眠りについても、翌朝には、知恵が涌き出てくる。

疲れはてて、眠りについても、翌朝には、体力そして気力が戻ってくる。

眠るというのは、最大最良の解決策だ。そう思う今日この頃。(^ー^)

「運命は勇者に微笑む」

将棋の羽生義治の考え

「一回限りの戦いならば、自分の得意な分野で勝負するのがいい。
でも、長い闘いは、相手の得意な戦法で闘うことが必要になる。」

すごいな。
孫子の兵法なるぬ、羽生の兵法。
さすが最多勝利記録に、あと一勝の人間だよ。

あれ、まてよ。羽生は、自分の苦手な戦法で闘え、とは言っていない。
相手の得意な戦法で闘うことが必要になる、と言っているのだ。

で、相手の得意な戦法でも闘う勇者に、運命は微笑むと言っているのだ。

これは、一応、似ているが違う。
含蓄深いな~。

でも、ま、今日のところは休んで、勇者になるのは、後にしよう。
 

「一番難しい方につけ。責任者は逃げるな」

朝一番で、一番イヤな、やりたくない仕事に着手した。

取引先に電話をかけて、支払いが遅れます、いえ遅らせます、事情はこうこうてす、と言うという仕事だ。

事情は複雑で、双方どちらにも責任がある遅延である。だが、支払う方が謝り、お願いする以外ない。

嫌だし、辛いし、出来るものならやりたくない。逃げてすむなら逃げたい。(笑)

だがこれが、責任者の仕事だ。

「一番嫌なことを最初にやるんだ」「一番つらい現実に対面するんだ」「一番難しい方の仕事につくんだ」という恩師の言葉を思い出しながら、背筋を伸ばして電話をした。

思いの外、相手は、一旦だけど受け取ってくれた。

さて、このあと、2番目だけど、やっぱり大変な仕事がまっている。

自分に言い聞かせる。逃げるな。背筋を伸ばせ。真っ直ぐな言葉で言え。
逃げるな。