服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

2018-01-01から1年間の記事一覧

「それサイコパスですよ」

ある研究者から「それサイコパスですよ」と言われた。この数ヵ月、ビジネスで悩まされ続けた女性のことだ。 そう聞いたとたん、悩みと疑問が氷解した。 サイコは残酷とは限らない。ただ人の感情に共感しないだけだ。頭が良いとか悪いとかも関係ない。自己中…

「煮ても焼いても食えない」とは

煮ても焼いても食えない、という言葉があるが、ほんとに有るとはビックリした。 煮ても焼いても食えない人間と、半年間やりあった。いやもう、お手上げである。 ┐('~`;)┌(笑) こんな若くて、こんなにズルい。こんな柔らかい言葉で、こんなに酷い。こんな可…

逃げなかった先達を思って勇気を出す。

重大な局面に立たされている、と分かった瞬間が先週末にあった。あることが発覚した。ぞっとした瞬間だった。 担当者と、思わず同時に「恐ろしい」「怖い」と呟いたぐらいだ。 逃げない。放り出さない。勇気をだせ。責任者は私だ。そう祈るように自分に言い…

「登場人物が多すぎる!」

友人が教えてくれた、今週の私の星座は「登場人物が多すぎる!」らしい。爆笑した。 昨晩、自分で、コーチにそう言ったばかりだ。 そう、私の人生の舞台は、いま、登場人物が多すぎる。そうなると、どうなるか。 自分は主役とともに、更に三役くらいやり、他…

3歩進んで2歩さがる

昔、そんな歌があった。 何でわざわざさがる?とか、それでは進まないじゃないか!とか、ムダなことして~……などと、あの頃は思った。 だが、有るんだよ。3歩進んで2歩さがることが。それでも、一歩前進している。 大人になると、それが分かるし、そう思え…

起業家と経営者は違う

起業と経営は、全く別のフェーズの気がするし、その必要とされる能力とセンスと資質は違う、と。 起業は、次々と状況が転換し、次々と勝負時が訪れて、戦略も戦術も目標さえも変えなければならない。 借金もどんどんしなければならない。返してなんかいられ…

コンフォートゾーンから出て

初めてのことをやっていると、苦手なこと、分からないこと、何となく嫌なことが、多い。 慣れないから居心地悪いし、知らない世界だから正しいのかも分からない。これまでの感覚とは違うから、これでいいのかと不安にもなる。 知っている世界で生きていた時…

縁を切りたい相手とどうやって縁を切るか

経験のあるビジネスパーソンに、聞いてみたい。 それは「仕事で縁を切りたい相手と、どのように縁を切っているのか」ということである。 例えば、倫理も論理も通じない。一刀両断しても、餅のようにくっついて斬れない。相手の嘘を見破って突いたとしても、…

空港を楽しめなくなる時

どうしたことだろう。 あんなに楽しかった空港が、それほどでもなくなった。ちっともワクワクしない。ちっとも滞在時間を楽しめない。1ヶ月に一度空港を使い始めたからか、今月は2度目だからか。 昔、新幹線に乗るのが何となく楽しく、そして駅も楽しめた…

この人にルビコンを渡らせたのは私

大学をつくると言って動き始め、その道程の第一歩として、まず小規模保育園をつくることになった。 大学の設立や建設に比べれば、そりゃあ小さい。しかし、それ自体は責任も重く、大変な仕事だ。 理由は様々だが、保育園設置の途中で去っていたものもあるし…

決戦の朝のサイモン&ガーファンクル

ここのところ、毎日が決戦日のような日々だ。ここ数ヵ月のチャレンジと決戦は、ほぼ勝利を勝ち取った。負けもあるけどさ。 しかし、文字通り、今日は決戦の日。 ドキドキを落ち着かせるために、駅ちかカフェで準備を整えながら、コーヒーを飲んだら。大好き…

酔っ払いのたわごと

演技をする、というのは悪いことじゃない。 人生の一局面で、吹っ切れる演技をして、吹っ切れることもある。 生活の一場面で、乗り越えたように振る舞っているうちに、本当に乗り越えることもある。 私は女優よ、と言い聞かせて母として成長した人もいる。 …

一喜一憂しよう、驚こう、不思議がろう。

最近、思う。よく、物事に一喜一憂するなと言うけれど、それは場合によっては違うだろう、と。 新しい事業や、自身の初の分野に挑戦するときは、物事に一喜一憂するのが自然だ。驚いたり不思議がったりするのが、当たり前だ。 イノベーターや起業家は、未知…

経営者・リーダーの三大仕事(さんだいしごと)。

最近、自分なりにこう思う。 起業家、経営者、責任者の三大仕事は、ビジョン、ファイナンス、先行であると。この三つをしないと、出来ないと、情けないリーダーになる。 ビジョンとは、構想や企画、そのための判断と決断、そしてそれを提示し続けることも含…

「お役所リスク」というものがある。

起業家や経営者の決断や判断には、リスクを想定することが大事だという。それぞれ、どの業界にもあるもの、業界で異なるものがある。 最近、わたしは、それに「お役所リスク」を付け加えたい。 まさか役所がそんなことをしないだろう、ということが身の回り…

「お役所は……」という言葉が飛び交う数日。

昨日から私は、たくさんの関係者に、数通の丁寧なお詫びと説明メールを書いて送り、数本のお詫びと説明の電話をしている。 某お役所が、ある決定の日付を延期し、その発表の日さえ公表しない状態が、2ヶ月ちかく続いている。 決定と発表が延びると、それを受…

「上に政策あれば下に対策あり」中国の知恵

中国は広い、深い、大きい。人口も日本の十数倍ある。だから、一口に中国、中国人といっても、全然違う。一口でなんか、言えないのだ。人も風土も、考え方も歴史も、異なる。 まず、漢民族と少数民族では、民族が違う。そして同じ漢民族でも、北と南では人が…

全ての材料と包丁を揃える決意

「時間をかけて、全ての材料を揃え、いざ料理しようとしたら、自分の手に包丁がなかった」 最近聞いた、ある友人経営者の、哀しくも潔ぎよい言葉だ。 彼は、自身が創立した15年以上の優良株式会社学校から、撤退する。 この2ヶ月、彼の学校は、スケールアッ…

行政を相手にする、核心は暦と紙。

悟ったぞ。行政の肝は、暦と紙だ。これは行政を相手にしていくときの核心だ。 暦とは日付・スケジュール・日程・工程表のことで、紙とは書類や証明書、証書や証拠書類などだ。 行政とその委託事業者などを相手にするときは、この暦と紙という核心を押さえな…

「チャンス・柔軟型」だが夢のためなら「準備・蓄積型」にもなる

歴史家の磯田道史氏によると「人間には、チャンス・柔軟型と、準備・蓄積型がある」らしい。 私自身は、まさに、本来は、性分は、チャンス・柔軟型だ。 しかし、大学を作ろうと決意したときに、 「世界一の大学を設立できる柔軟な頭脳を持ち、全ての鉱脈と流…

手続き・申請とは紙を揃えること。

悟ったぞ。手続きとか申請というのは、紙を揃えることだ、と。 まあ、そんなの今頃知ったのかと言う人はいるだろうが。少なくとも、門外漢が経験から悟ることが大事だと知ってほしい。 さて、その申請の素人が、自身の経験と実践から得た知恵を、披露しよう…

『女の子とバケツのおはなし』

私の設立予定の大学のエンブレムというか、ロゴマークは、バケツがモチーフになっている。 ある朝、バケツについての説明をしたくなり、パソコンの前に座った。 一気に書き上げ、そのままそれは、ほぼ完成版となった。説明ではなく物語りだった。 自分で冊子…

税理士さんと話す。友人の凄さに驚いた。

ソーシャルビジネスだろうが、普通の会社だろうが、株式だろうが社会福祉法人だろうがNPOだろうが、法人を経営するなら、やはりいつまでも個人で素人で、やりきれるものじゃない。 そういうわけで、本日、友人が代表を務める税理士事務所に行って、経理・会…

一貫関連教育という言葉

よく、大学から小学校まであるような学校は、一貫教育という言葉を使っている。 しかし、最近、一貫関連教育という書き方を目にするようになった。 緩い連携や、キツくない一貫もよしとする考え方からか。または、後からお互いに連携しあったものや、統合さ…

「お金で片が付くものはどんなに高くとも安いものです」

今は昔。某公共放送のキャスターの走りでもありトップ陣でもあった、H.I氏にひょんなことから付くことがあった。 特集番組の制作、なぜか場所はイギリスである。氏とは一週間あまり手伝いをしながら、ご一緒した。 テムズに浮かぶシップレストランで食事をし…

ヌエのような人間には「次元が上の兵法」しかない

先人や先輩の教えや言葉に、その時は表面的な理解でも、後からつくづく分かることがある。 「資金繰りは、まず一番最初の悩みだよね。だけど、それは実はどうだってなる。一番怖いのが人、人材。人を間違うと大変なことになる」 いま、私は、その「人を間違…

責任者は眼だって真っ赤になる

大学の一貫連携教育施設として、沖縄と東京圏に保育園を設置することになった。 そこで、内閣府企業主導型の保育事業に申請をだした。大学保育園の設置としては、まさにドンピシャの枠である。7月31日がその申請の締め切りだった。 5カ月間の闘争と奮闘、慣…

シシュポスの石は沖縄言葉で乗り切る

ギリシャ神話にシシュポスの石というものがある。最大の拷問と言われるものだ。 単純だ。山頂まで、岩を挙げさせる。山頂寸前で、その岩を落とす。また挙げさせる。落とす。繰り返させる、永遠に。 似たものに、穴を掘らせて、またそれを埋めさせるというの…

新規参入を阻む業界は発展しない

内閣府企業主導型の保育事業説明会に行ったら、驚くことを聞いた。 説明者が私の質問に答えて、「これまで保育事業をしたことのない事業者は、採択のポイントが低い」と名言したのだ。 更なる確認の質問に、「今回が初めての保育事業者、新規参入の事業者は…

「決断したら事は動いていく、行動したら事は決まっていく」

東日本国際大学から帰って、何日たったことか。何度も、この言葉を目にし、反芻している。 緑川理事長が、記念会食のスピーチの中で、そう洩らした。 様々、すごい話や素晴らしい言葉があり、記憶では、ほぼ、どれもよい。 だが、この言葉は、自分のあらゆる…