起業と経営は、全く別のフェーズの気がするし、その必要とされる能力とセンスと資質は違う、と。
起業は、次々と状況が転換し、次々と勝負時が訪れて、戦略も戦術も目標さえも変えなければならない。
借金もどんどんしなければならない。返してなんかいられない。更に借りるのだから。
ファンドレイジングの能力が必要だ。ファイナンスの才能が重要だ。資金の配分はビジョンと結び付く。
経営は、借金を返し、足腰を強くし、無駄を省き、マイナスを減らす。会計能力が必要だ。入りを計って出を制す。資金配分は、経理会計の観点から行われる。
両者の決断の価値判断は、異なる。異なって当たり前だ。
例えて言えば、戦時と平時だ。将軍と書記官は違うだろう。…ここは、某マンガを思い浮かべた(笑)
政治家でいえば、選挙時と議員時代だ。議員としてはダメだが選挙の強い政治家はたくさんいる。あ、議員してても政局と呼ばれるものがあるけど。
とにかく、起業と経営は違うし、起業家と経営者は、違うのだ。