服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

全ての材料と包丁を揃える決意

「時間をかけて、全ての材料を揃え、いざ料理しようとしたら、自分の手に包丁がなかった」

最近聞いた、ある友人経営者の、哀しくも潔ぎよい言葉だ。

彼は、自身が創立した15年以上の優良株式会社学校から、撤退する。

この2ヶ月、彼の学校は、スケールアップする時期にともなう危機でもあった。私も微力ながら奮闘した。行動した。

設立の原点の精神も、志も、目指すところも私と似ている。この学校が出来ずして、我が沖縄グローバル大学だって、できない。

私にお金があるなら、私が買い取りたかった。

しかし、彼の爽やかな決断を聞いたら、私も瞬時に納得した。彼は「自分が何者に成るかではなく、何を成すかの人物」に移行したのだ。

七転び八起き。

そして、私は、全ての材料と包丁を揃えることを、決意した。