私の設立予定の大学のエンブレムというか、ロゴマークは、バケツがモチーフになっている。
ある朝、バケツについての説明をしたくなり、パソコンの前に座った。
一気に書き上げ、そのままそれは、ほぼ完成版となった。説明ではなく物語りだった。
自分で冊子に印刷して、大学設立パンフレットと一緒に知人に配った。もう3年前くらいだ。
途中で自費出版も考えて動いたが、多忙さと資金から、置いている。
その物語りは、パンフレットよりも威力を持つらしい。最近ときたま「バケツのお話しを送ってほしい」と、知人の知人から連絡がくる。
有り難い。女の子とバケツは、一人歩きして、届くべき人に届いているらしい。
どんなに遠くとも、届くべき人に届いてほしい、それがこの物語を書いたときの願いだから。