重大な局面に立たされている、と分かった瞬間が先週末にあった。あることが発覚した。ぞっとした瞬間だった。
担当者と、思わず同時に「恐ろしい」「怖い」と呟いたぐらいだ。
逃げない。放り出さない。勇気をだせ。責任者は私だ。そう祈るように自分に言い聞かせた。
そんなときに、思い浮かべることがある。ある東北の、ある大学の、ある理事長のことだ。
3.11の時にどんなだったか。
もちろん、彼は逃げなかったのだ。全てがひとたまりもない状態で、逃げなかったのだ。あの状況で。
あれに比べれば、ほんと、今の私のは大したことはない。そう思って、私は勇気を絞り出した。物事は「臆病にては叶うべからず」!