映画、陰陽師0を、見た。悪くななかった。
ただ。
主人公性。映画や物語りの主人公という意味を越えて。陰陽師、あれは、あの時代の主人公の一人だだ、と思わせる力。
超越性、呪や祈祷が力を持つと信じられる世界の、超越者の存在感。
そして、美しさ。そして、野村萬斎は美しかった。指の先、振り回す袖の先まで、美の形があった。そして、狐の子だと信じきれる、数秒の顔と、妖かしい美。
現代の映像技術で、若き野村萬斎で、陰陽師を撮ると、すごいのが出きるだろうなぁ。
そして私は、再び、しばらく、その妖かしに魅せられるだろうなぁ。