服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

大学見聞録 高崎健康福祉大学

今ごろ書くが、群馬県高崎健康福祉大学を7月と9月に、2度にわたり見学視察した。高崎健康福祉大学は、2001年に短大から大学を新設した学校だ。

チャレンジングな取り組みをする大学で、3年ほど前にNHKクローズアップ現代でも取り上げられたことがある。

甲子園で最近有名になった「健大高崎」は、実はこの大学の付属高校だ。その通称からは、高崎健康福祉大学に直ぐには結び付かないが。

高崎駅から大学バスに乗って、各学部棟で学生を下ろしながら15分程度で着く。

高崎健康福祉大学は、それぞれの学部の棟がほんの少しずつ離れた場所にある。

まず本部棟で常務理事の平川敬氏とたっぷり話し、それから、氏が自ら車を運転して各学部を見学した。

氏の手配で、各学部では学部長と責任者が、既に待っていてくれた。そして、ざっくばらんに話をしてくれた。看護学部では教室や実習室を案内してくれ、本部棟では一人で自由に見学した。

帰りの大学バスのなかで、ふと「上り龍」という言葉が頭をよぎる。この大学は上り龍だ。龍本人たちは、自分では気づかない。

たぶん本人たちは、ただただ頭を使い、知恵を絞り、動き、必死になり、頑張り、起き上がり、耐え忍び、また知恵を使い、をしているだけなんだろう。

しかし、ソトサマから見ると、それが上り龍であることが分かる。