昨日、選挙の特番を見ていたら、情けないリーダーの姿を見てしまった。
例の「誰に対しても、どの政党に対しても、ひとしく厳しい質問、的を得た追求をする」ジャーナリストのテレビ番組をみていた。
どの政党もどのリーダーも、たぶん身構え、あるいは対策を考え、知恵を絞り、あるいは楽しみし、あるいは……。
いろいろあるだろうが、私は、丁々発止のやり取りを楽しみにしていた。
実際、某党の若きリーダーは、録画された事前のインタビューも本番も、期待に応える応答だった。見ていて楽しい。
しかし、情けない対応をするリーダーを見てしまった。
まず冒頭から質問を遮り、一方的に、選挙と関係のない、しかし「正当な理由」の台風注意とお見舞いを言う。つまり不可抗力的に、中継時間つまり質問時間を大幅に削る。
そして、肝心の質問に入ると、なんとリーダーがテレビ対談している会場で、マイクを使い拍手を起こす当選者の花つけを始めたのだ。
質問もその答えも、会場のマイクと拍手で、聞こえない。
そして、よく聞き取れないまま、時間切れとなり、自動的に中継が切れる。…。
……情けない。これが、このリーダーの「鋭い質問をするジャーナリスト」に対する対策か。知恵か。解答か。
……情けない。これが一国のリーダーになんなんとするもののすることか。
「船頭拙ければ、従うもの甲斐なし」という言葉を思い出した。
私がつくる大学は、こんなリーダーは絶対に輩出しない!