服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

機動性か確実さかで一般社団法人を選ぶ

私は二種類、三つの一般社団法人を設立し運営している。

一般社団法人は二種類ある。
一つは理事会ありで監事を置く、一般社団法人である。目的と便宜供与が『公益』とは言えない、或いはまだ言えない、というだけである。

様々な決定は、きちんと理事会でなされ、議事録も残す。ただし、機動性にかける。スピーディーな決断や前進が、難しい。しかし税制的には優遇が考えられる。決断や決定は、間違いがおきない。

もう一つの一般社団法人は、同じ志の人間が二人いれば設立できる。理事会を置かなくてよい。法人と個人でも二人と見なされるので、既に持っている自分の会社や法人を使えば、究極は一人でも設立できる。

株式会社と変わらない、と言われるゆえんである。税制的にも、株式会社に近い。名前の程度には信用があり、そして機動性に優れている。スピードを持って物事を進められる。

目の前にある課題を解決したくて、法人を立ち上げたければ、理事会なしのシンプルな方の一般社団法人を勧める。

目的を達成したくて、法人を立ち上げるなら、その目的達成に必要な要素を検討して、理事会ありと無しの、どちらかにした方がよい。

ちなみに私は、理事会なしの二人(究極は1人)で設立できる一般社団法人を設立し、目の前の課題を解決しつつ、機動性とスピードを持って目的の達成に向かう、その方法が良いと思う。

そして、ある一定の状態になり、安定や慎重さが欲しくなり、信用度マックスが必要になってから、理事会ありにしてもよい、またはそこで新たに設立してもよい、と思う。

この2年半の経験からである。