服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

海を歩く人、ハルを歩く人

昔、具志堅用高が、もしボクシングをしてなかったら何していたか、と聞かれて「海を歩いていたでしょうね~」と答えて、インビュアーは煙に巻かれていた。(笑)、という逸話がある。

実は、沖縄では、海人(うみんちゅ)=漁師を、海を歩く人と表現することがある。畑仕事が職業の人は、はるんちゅ、ハルサー、と言う。そしてハル~(原、畑)を歩く、と言う時がある。

「お父さん、いま何やってるの?」「この年なのに、まだ海歩いてるさ~」
「あ、ご両親、何やってる?」「いつもは、ハルサーさ~。毎日ハルーあっちゃて、もずくの時は海さ~」

私に、実際にあった会話だ。あっちゃ~とは、歩くという意味だ。

というわけで、海人(うみんちゅ)、ハル人(はるんちゅ)、海を歩く人、原を歩く人、である。

海を歩く人、とは文学的に聞こえるが。(笑)