2020-11-22 海が見える 港の海だ。空は晴れている。南島の港は、ソーダ水のような色だ。 中天の太陽が、水面をキラキラと反射させる。どんな照明デザイナーもつくれない、飽きない光の動き。ずっと眺めていたら、眠くなった。惰眠を貪り、はっと起きたら、水面は相変わらず、輝いていた。 手元には、頁を失った読みかけの本。南国の、晴れた午後は、不思議な永遠を感じる。