服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

「声」の選択が間違っている 二つ目の危機広報もズレた製薬会社

危機の広報というものがある。

(ちなみに、これでも私は日本広報学会という学術団体の一員だ)

広報とは、コミュニケーションであり、一般的に思われている”一方的な宣伝”ではない。

で、危機の広報とは、企業が不祥事を起こしたときとか、事故があったとか、そんな時の広報だ。

冒頭に謝罪をする記者会見などは、そのひとつだ。

最近起こった、薬品会社の記者会見を見たとき「ああ、この人たち、危機の重大さを分かっていない。責任をとるのが怖いのか」と思った。

そして今日テレビで、そのサプリの製品回収のお知らせを見た。

「声の選択が間違っている」「読ませ方が間違っている」と思った。

逃げの姿勢は、最初の広報を間違わせ、次の広報もズレさせる。