服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

夢と好奇心だけで生きてます

少し前、動き回っているときに、ある人から起業は簡単じゃない、大学作りなんて無謀だという文脈で「君は夢だけで生きているのか?!」と言われた。

私は「いえ。夢と好奇心で生きてます」と答えた。別に言い返す気持ちではなく、本当に素直に思わず答えただけだ。

 

直ぐに、ああ、これは質問ではない、と気が付く。18才で日本社会(ヤマト社会)にやって来て以来、何度こんな失敗をしたことか。若い頃は、そこで即座に「バカ野郎」とか「口答えするな」と言われた。

 

質問型で、教えている、叱っている、糾弾しているのだ。それに気が付くまでに時間がかかったかが、その後は、質問されたと思って反射的に答える前に考えるようになった。

 

ところが。

私の年齢がもう若くなく、だから教えたり叱ったりがあり得ないからか。本当に質問したからなのか。今回の相手は、黙ってしまった。

…もしかして、感動した?

 

「それは呆れていたのよ」と後で北京時代からの友人が言った。「私は貴女の行動の基本が、夢と好奇心だけだと分かっているけどね」

そのあと友人は「あ、最近は『人のため社会のため』が入ってきたことも、分かっているよ」と慰めてくれた。