2019-10-24 悲哀と歓喜の羽田空港 羽田空港に来るたびに、思い出す。寿司屋のカウンターで、癌(おそらく)検査の結果を、電話で、笑い顔で、妻に告げていた男性のことを。そして私は、今日、別の辛い知らせを聞いたばかりで、飛行機に乗り、羽田に着いた。席の隣は、発孫に会いに行くらしい人。最終便の羽田空港。 もしかして悲喜こもごもの乗客達が、降りていく。 もしかして疲労困憊と活力回復の旅客達が、散っていく。振り絞って、電車に走り込む。