三島由紀夫だったか、夜の海の轟を表現した書き物を、読んだことがある。
誠に。その時の若い私が「言い得て妙だ!」と感じだ文章だった。
今捜したら。三島由紀夫が夜の海を、と言うよりは、海に関することを表現した小説は多すぎて。
酔っぱらいながらも、ネットで調べたが。
いったいどれが、あのときの若い私を打ちのめした文章なのか、分からなくなった。(笑)
三島由紀夫って、天才だったんだね。小説においては。
宮古島の、夜の海を眺めるホテルのベランダで。しばし文芸的自分に浸ってみた。
どの邦の海も、夜の海の轟は、ある意味こわい。不思議だが。よく考えれば、海は一つだ。夜も同じだ。感受性の文化が違うだけだ。それなのに。