あることがあって、どうしても消えない悲哀を抱きながら、帰宅した。
本をめくると。
トップは孤独なものだ。経営者は孤独と心得よ。リーダーの孤独は誰にも分からない。なんて、やたらそんな言葉が目に飛び込む。
この悲哀は、なんだ。経営者・リーダーの孤独なのか。そうかもしれないが。違う気がする。
とにかく、悲哀とはよく言った。悲しみと哀しみだ。堂々巡りの思いと思考と感情。
眠れなくて、真夜中に起き出してFacebookを開いた。すると、友人のピアニスト水上裕子氏が『アルハンブラの思い出』を弾いた動画をアップしていた。
ジンときて。慰められて。
音楽の力だ。芸術の力だ。“不要不急”のものが持つ力だ。