いま、孤立だの社会的距離だの孤独だのそんな言葉を、よく聞き読み言う時期だ。
さっき、ドイツの、5.8記念の素晴らしいスピーチを読んだ。“”いま記念集会を開く上で、我々は孤立しているが、孤独ではない」”という趣旨の文言があった。
そしたら、折々に思い出す、高校時代の校長先生の言葉を、再度思い起こした。一週間に一度ある朝礼の、ある週の校長挨拶だ。
君たちはもう高校生だ。独立した人間になるべきだ。しかし、怖れることはない。独立しても孤立せず、だ。君たちはそんな人間に成れる。成りたまえ。
下門(しもじょう)校長という方だった。下の名前は覚えていない。そのスピーチは、覚えている。