服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

撤退と中止と手放しは、難しい。

撤退は難しく、止めるのは難しく、諦めるのは難しい。

しかし、我は海の子、海洋民族の末裔。雲と風と波を見て、勇気をもって岸に引き返す。出向をやめる。「やめた」と高らかに宣言する。

最近私は、とある「撤退」を決めた。

笑わないでほしい。簿記検定二級三級を、勉強すること受験することを、やめたのだ。

笑わないでほしい。やると決めたときは本気だった。皆に宣言をした、本を買って読み始めた。

笑わないでほしい。通信教育を申し込み、教材をどっさりと受け取った。実際にビデオ視聴し、勉強を始めた。検定試験も申し込んだ。

しかし、実行したあとに、いろいろ思いめぐらし、考え、内省し、撤退を決めた。サンクコストは無視する。

私のやるべきは、ファイナンスだ。経営だ。
会計は税理士に任せる。簿記や経理に任せる。

私のやるべきは、経営だ。構想の実現だ。守りや継続は、他の人がやる。

そう考えて、私の時間と労力を使う、簿記からの撤退(笑)を決めた。

笑いながらも「撤退がもっとも難しい」ことを確認した。