始めて、施主として起工式を行った。
来年4月に沖縄県八重瀬町に開園予定の、東風平(こちんだ)みらいっこ保育園。
50年の定期借地権で、土地を借りた。更地に新築である。
ならば、最初にやるべき行事がある。起工式だ。神式なら地鎮祭と言うらしい。
これに地方独自の風習も重なる。大安吉日の日の、満ち潮に向かう時刻に開催。泡盛や地中で実る野菜、果物を用意。ゴーヤーも供える。
勤行題目。参加者全員が焼香。ヨイショヨイショ三回の鍬入れ。
導師の挨拶。町長挨拶。施工会社挨拶。施主である私は御礼の言葉。集合写真。
コロナ禍なので少人数の参加、事後の会食は無し。しかし、結構皆さん交流をする。
何しろ、参加者が集まった時に、交互に相互にトライアングルに、皆それぞれ深い縁があったり、かなり親しい関係だったり、不思議な偶然だったりで、驚いていたのだ。
やはりこの保育園は、ここに、この時に、この関係者たちで、設立するべきものだったのだ。そう確信した起工式だった。