大学を創ろうと思って、その一環教育の一つとして、保育園を創った。
ちなみに、一環教育であって、一貫教育ではない。
しかし、やればやるほど。人間にとって、最も重要な教育施設として・教育機関だと、痛感している。
まず、保育園は命を預かる機関だ。深く考えずに、わが保育園グループは全てに看護師さんを配置した。
今となっては、そうしないで、どうやって零歳児から3歳児を、預かれるというのだろう、とゾッとしている。
そして保育園は、養育する施設だ。動物の一種として産まれた人間の子どもを、養護し育てるのだ。
食べる、排泄する。這う、歩く。泣く、笑う、怒る、不思議がる。真似る、学ぶ。音をだす。話す。
そして、保育園は最初の教育機関だ。言語、音楽、身体、コミュニケーション、……。一生の学び方の型をつくるのだ。
保育園は、子どもにとって、家庭でもあり、学校でもあり、社会でもある。
最初の刷り込みが、ここでなされるのだ。
だから、保育と保育園に力をいれるというのは、重要な意味を持つ。
保育と保育園にお金をかけるというのは、重大な効果を持つ。
日本の人口に影響するといえば、そうだろうが。それ以上に、日本人の質とか、社会レベルに影響し、人間の未来を左右するのだ。