世の中には、本当に悪人がいる。と、たまに思うときがある。残念なことに、私は人を見抜く力がない。だから、悪人も見抜けない。
だが、たとえばある事が過ぎたあとで、普通の感覚であると理解できないが、この人は悪人なんだと誰がが言うと、事態が納得できたりする。
それで、見抜けもしないのに、世の中には悪人がいる、と思うのだ。
悪人は、善人を装える。その見分けがつかないほど、悪人力(あくにんりょく(笑))が強い。頭が弱い悪人も、悪を働くときは頭が回る。
そして、悪人はチャーミングだったり、なにか不思議な地からを持つ。だから、騙される人は、たくさんいる。
だけど、悪人だと分かっていても、どういわけだか、それに従う人や抵抗しない人がいる。『地獄への道は菩薩がしく』だ。
悪人を見抜く人は、聡明だったり、直感力があるのだろう。悪人に騙されない人は、賢明な人だ。
見抜けなくともしかたない。
私は、小さい悪人は無視できる人間になろう。酷い悪人に対抗できる人間になろう。巨大な悪人にも、対抗できる人間になろう。