服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

「第一次世界対戦を終わらせたのはインフルエンザ」

第一次世界対戦の本当の勝者はインフルエンザである。第一次世界対戦を終わらせたのはインフルエンザである。

そういう言い方をされることがある。

寒さその他を含めた戦争という劣悪な環境の中で、兵士が次々とインフルエンザを罹患する。

インフルエンザは、戦争の現場で猛威をふるう。敵味方なく発生し、敵味方なく蔓延し、銃撃戦の怪我人や死者よりは、罹患による戦力外あるいは死者になるものの方が増えるのである。

つまりは「戦争にならない」のである。どちらの国や連合よりも、インフルエンザの方が強い。国境線の封鎖や敵味方の距離などものともしない。

そうして、結局、第一次世界対戦は終結した。そういう分析、そういう見方だ。

ということは、もしかして。
サイバー戦争でのウイルスよりも、世界経済戦争や世界覇権争いにおいて、コロナウィルスの方が、勝利者になるのかも知れない。  

ウィルスという最大の武器が、パンデミックという別の戦争を起こし、それより小さい国や連合国は、封鎖よりも連帯せざるを得ないのだ。

そして、いつか、第何次世界貿易戦争、第一次グローバル覇権大戦の、本当の勝者は新型コロナである。と言われるようになるかも知れない。

世界の片隅で、そう考えている。