服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

“先に見抜く”人は辛い。リトマス試験紙さん、炭鉱のカナリアさん、無垢な巫女さん。

人を見抜くとか、人を見透かすすとか、またはその人の将来さえ予測できるとか。そんなことがある。

さて、人を見抜く人は。

たとえば。頭が良いから見抜く。経験が豊富だから見抜く。もともと、そんな才能・能力があるから見抜く。時には、子どもだからつまり単純だから人を見抜く、というのもあるだろう。色々だ。

見抜くこと・見透かすこと・見通すこと。それが、まるでリトマス試験紙のような人、炭鉱のカナリアみたいな人、巫女のような人。色々いる。

実は私も、何しろ30年以上連れ添った夫に、最初に言われた感想は「君は巫女か」。いまだに言われるのが「本当に人を見抜くね」

夫は仕事がら、人を見抜くのが第一歩だったので、そんな人に言われるのは本望だ。(ん?)(笑)

どちらにしても、他人より早く、誰よりも速く人を見抜く人は、実は辛い。

なぜなら、誰も分からない時に分かる。誰よりも先に、早めに判る。このため、周りの人と認識がずれる。

良いことだったら、その人を見抜くことはその人の長所や才能を見つけてあげることだ。とても良い。

悪いことだったら。その人の嘘が分かり、演技による操作が見え、その人が引き起こしかねないことが見通せる。

でも、周りは、演技の上手い人を信じる。サイコパスな人ほど、人から愛され大勢から好かれ、信じられる。

自分の認識と他の認識とは違う。自身のその人に対する評価を、黙っているしかない。

最近は私も、愚かなふり、世間知らずなふり、全く知らなかったふり、が上手になった。(笑)

そうやって、リーダーとして、リトマス試験紙さん、炭鉱のカナリアさん、無垢な巫女さんを、守るようにしている。