これを覚りと言っていいのかどうか。(笑)ふと、こう分かったのだ。
そうか、私が理想としている保育園、私が想定している保育界、私が育てようとしている保育者は、これまでのそれとは、仕組み・設定・パラダイムが違うのだ、と。
優秀な保育者と話していて「なんか前提が違うなあ」と何度も思った。
何を言っているのか分からない、と言われる度に、単純に「この方は、自分のいた保育園や保育をデフォルトとしているからだな」と思っていた。
「代表は先見の明がありますね」と言われる度に「そうだよ」と答えていたが、私はそれほど優れた予言者じゃない。(笑)
違うのだ。実は。
私は、保育と保育を囲む世界にパラダイムシフトが起きている、と考えていた。
そして、それにそって、保育園や保育、保育者教育の設計をしていた。
保育を取り巻く社会の全体構造、つまりパラダイムへの認識が違うから、違う保育園の仕組みや、保育者設定になるのは、当然だ。
名付けて「勝手にパラダイムシフト」!
……さて。そうなると。
問題は、本当に保育園を囲む世界に、パラダイムシフトが起きているかどうか、である。
起きている、と私は断言する。
起きています。パラダイムシフトは。これが分からないと、分からない保育園、分からない保育者は、今後、退場せざるを得なくなります。
予言者じゃなくとも、これは分かる。