昨日、プロジェクト達成の天才と相対した。逃したくない人だった。
はっきり言うが、私もプロジェクト達成の天才である。
これまで幾度も、何かに挑戦するとき「勝利からの逆算」が見えた。それは光のスジのように真っ直ぐに、達成と自分をむすんでいる。
それが見えた瞬間「勝った!」「出来る!」と分かる。
どんなに困難だとされることでも、勝利からの逆算が見えたときは、達成できる。
どんなに他人からは回り道に見えても、それが一番の直道だと分かる。自信がある。
誰と意見を闘わせても、これが一番だと自信がある。
だか、大きなプロジェクトのときには、おそらく幾人もの天才と組むことになる。
問題は、もしこの天才が見る「勝利からの逆算」と私が見たものが、異なったらどうするか、ずれていたらどうするか、である。
私の決心がつかないまま、会談は雪でのび、昨日になった。
新宿のとある大正ロマンあふれるカフェで、電車で遅れた相手を待ちつつ、自分の考えをパソコンに思うままに打っていた。
そして、相手がきて、自分が立ち上がった瞬間、見えた。
「そうか、私が天才リーダーになればいい」
天才リーダーになって、天才たちを率いればよいのだ。天才たち見る逆算のスジが全て入れることが出来る、勝利への大きな光のスジをもつ天才リーダーに、自分がなればいいのだ。