服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

沖縄の人は遠慮なくもの申す。いっそ清々しい。

若い上京したての頃、私は日本人(大和人)の本当に言いたいことが、よく分からなかった。当時、彼らが言うことと本当に思っていることの解離に、苦しんだものだ。

私は東京では、人間の気持ちの理解において、完全に木偶の坊であった。最近は「空気を読まない」と開き直っているくらいだ。

しかし、沖縄では違う。この私が、まるで人の心を読む天才であり、裏のウラを読める秀才に思える。

沖縄の人間は思ったことと言うことの間に、あまり違いはない。思いと言葉の距離が近く、直線である。

婉曲な言い方だの、少しは遠慮しろだの、上下関係をわきまえるだの、ない。

あまり主張をしない県民性だが、言うときには言葉は直接的で、語気も強い。聞きようによっては喧嘩だ。

で、沖縄の保育園。私は今日まで、二つのクラスルームの保育士さん達から、三度にわたって直接、意見・抗議を受けた。クラスは二つしかない。つまり全部からだ。(爆笑)

一つのクラスの保育士は、皆の話し合いを文書にしましたと、抗議文を頂いた。きついよ(笑)。私は、即座に同じく文章で誠実に返答した。

もう一つのルームからは直接の意見集会への同席である。2回目。(≡^∇^≡)

今晩の会議に同席した事務長は、保育士さん達に対してカンカンである。
服部さんは保育士に甘すぎる、経営者じゃない、と今度は空港への車の中で、反対に抗議を受けた。この方も、情け容赦ない。(笑)

ことほど左様に、沖縄の人間は、真実を言うのに遠慮というものを知らない。
カチンとくるが、清々しい。