「理想の内側に立ち続けるのは、難しい」という言葉がある。
他人が期待する理想ではない。自身が理想とするところの、その内側に立ち続けるのが、難しいというのだ。
確かに。力がいる。本当に難しい。
いっそ自分の理想から半歩くらいでも、ずれれば楽だろう。あるいは理想を捨てれば楽だろう。
だが、そうすれば、かつて自分がつくって、気がついたら他の人の理想になっていた保育園を、離れたのと同じになる。
離れるときは、理想が実現して、または自分の理想とするところが中心となったと確信できるようになって、“卒業”の形でいきたい。
だから、ふんばって、今、自分の理想を追及しようとしている。自分の、その理想の真ん中に立ち続けようと、頑張っている。