録りためたテレビ番組を、見ていたら、歴史家の磯田さんが、こういった。
「皆さんもそうでしょうが、いちばん人生のうちで忙しかった年は、必ず転機になっている。変わり目になっている」
そして司会が、徳川家康の忙しかった、無理を重ねた一年を、紹介する、と重ねた。
ええ?! それならば。
この4年の私は。毎年、転機だったのか。転機の年が、4回続いたのか?
この4年、多忙な日々だった。常に無理を重ねた。毎年、大変だった。
前の3年も多忙だったが、それでも比較して、この4年は飛び抜けて余裕のない多忙さだった。
前の3年に比較して、この4年は継続して同じ高さで無理を重ねた。
するとなんだ? 転機の年が、4年続けてあった? 変わり目の年が、続けて4回も?
転機が巡りめぐって、どうなるのだろう。変化の年が重なったら、結局どうなる。
……ま、いいか。幸いなことに、今年になって、落ち着いた。今年度になって、楽になった。
満身創痍の私。今は楽。しばらく転機は要らないから。