起業で、よく聞く話だが。
友人などと一緒に起業して、ある段階になったら「あなたにはついていけない」とその友人が辞めていく。創業メンバーが中心者以外、ほぼいなくなる。
またよく読む体験だが。
起業して、1年~3年の間に、メンバーがガンガンやめる。場合によっては社長以外、総入れ換えする。
そして、まれに聞く話し。
創立して順調にいったら「社長、出ていってください」「理事長、来ないでください」「もう。私達に任せてください」と言われる。つまりは追い出される。
これら三つの例は、起業する前から何度か聞いたこと、読んだことがあった。
当時は、どれも他人事だった。
経験がなかった私は、その社長・理事長・本人が至らないんだろう、くらいに思っていた。(笑)
ただ、ある本に「起業してメンバーが入れ替わるのは、組織が急成長するから」「むしろ、一人も辞めないのは成長していない組織」「創立者・創業者を追い出す組織はたまにある。スティーブ・ジョブズだって追い出された」
そして。私自身は実際に起業して、この3つ、すべて経験した。
一つ目の法人・園からは「出ていってください」と言われた。辛かったがそうした。
2つ目の法人で沖縄一つ目の園では、創立時の重要メンバーが辞めていった。私と一人くらいを残して、ほぼ入れ替わっている。
だから二園目三園目の保育園で、園長が入れ替わる、数名がどっと辞める、というのも平気になってしまった。
「組織が急成長して、ステージが変われば、ついていけない人は辞める」「特に起業時や立ち上げ時期はそうだ」「社員が入れ替わることで組織が良く変わる」「新陳代謝によって会社は成長する」という先人の言葉が分かる状況になっていた。
そして、先週。沖縄の本部園で、ある人を辞めさざるを得ない状況になった。
この時、創立時より残った唯一(笑)の幹部職員が、「もう時です。この人が辞めたら、ここ4年の一連の人達がこれで皆いなくなります。スッキリします。次の段階になります」
ああ、そうか。わが法人と保育園は、落ち着くべき段階になったんだ。創業期が終わったんだ。と分かった。
7月1日は、沖縄の保育園の開園日。五年目に突入した。