服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

母の娘よ、あなたよ。もう母親に誉めてもらおうと思うな。

ある若い友と、もう孫もいる友に、言いたい。

あなたは、確かに貴女のお母さんの娘だ。はじめから。いつまでも。

貴女の母がもうこの世にいても、もういなかとも。

だけど、その母の娘である貴女に、言いたい。

母親に誉めてもらおうと、もう思わないで。誉めてほしかったと思わないで。

あなたの母が貴女にそうだったからといって、あなたが貴女の母と同じになってしまう、なんて思わないで。

あなたは貴女であって、あなたの母親とは違う。

あなたの母が、あなたを誉めなかったからといって、あなたを認めなかったからといって、貴女はダメな人間じゃない。

あなたは、素晴らしい、立派な女性だ。

あなたの母は、自分が本当は完璧じゃなかったから、貴女を完璧であれと責める。

あなたの母は、貴女が羨ましかったから、貴女を誉めなかった。

あなたの母は、貴女にかなわないと思ったから、貴女に愚痴をいった。

あなたの母は、本当は弱かったから、貴女を誉めるまえに、頑張れという。

母の娘よ。あなたよ。心の中で、一度、母を殺しなさい。そうやって、呪縛を断ち切りなさい。

そして、もう、母に誉められようとか、認められたいとか思わないで。

あなたは、立派に、貴女だ。