服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

スクール業の長は、ガバナンス能力とマネジメント能力の二つが必要

保育園は、教育サービス、スクール業である。

で、スクール業をやっていて、他人のスクール業を見ていて、思い至った。

理事長とか校長とか園長とかは、マネジメントとガバナンスの両方の能力が必要だ、と。

たぶん、私立の学校や大学も、これと同じだ。

普通の会社の社長は、マネジメント能力があれば、たぶんOKだ。大企業になると、ガバナンス能力が必要になるかもしれない。

だけど、スクール業は、小さくとも、マネジメント能力とガバナンス能力の、二つを必要とする。

おそらく、顧客とは別に、その間に、確固とした能力や資格や教育保育観をもつ「教員・保育者・職員」が存在するからだ。

教職員は一人ひとりが、個として立っている。普通の雇用者とは違う。職能者であり、それが教育サービスの、質を左右し高低を決める。

大学のような教授や博士等がいたら、もっと大変だろう。学校法人は評議会や理事会もあるから、もっと大変だ。

ガバナンス能力がなければ、治めきれない。

保育園4つの理事長として、自身を含めて、園長の選抜や配置や育成を考える時。

「ガバナンス能力とマネジメント能力」を、どう取り揃えるか、慎重にかつ精魂傾けて、取り組む必要がある。