とあることがあって、思わず職員リストを鞄から取り出した。
私は、二つの法人の四つ保育園で、約80人の職員を抱えている。その4つの事務局から、毎月、更新した職員リストを提出させている。
雇用の形態、名前、年齢、役職、資格、住所、他、備考。
すべて、経験から、必要となった項目ばかりだ。
朝晩、眺めたり、何らかの問い合わせがあった時に、即調べたり、判断の材料とする。
それなのに。
一年近く、気が付かずにいたことがあることを、今日分かった。
とある職員、人材が、長く不都合な状態におかれていたのだ。
きちんと見ていたら、不自然さに気が付くはずだった。
「縦と横に公平公正、そして誠実」が、組織トップの自分にかした指針だ。
その前提は、私自身の丁寧さだ。忙しくなっても、忘れてはならない。