ある方と、電話で話をした。
6.7年前、起業を考える女性のための資金調達セミナーに参加して以来の、知人の一人だ。
その後、私は、実際に起業し、資金調達をし、今に至る。
その方は様々あって、起業していないし、資金調達もしていない。
だが、その方の人生におきた“様々”な事情が分かるだけに、私は理解できる。
達観の域に入ったかの如くの、その方が言ったことが、忘れられない。
「保育園が、賃貸を改修改築だろうと、更地からの新築だろうと、それは『箱をつくること』」
「私のように、出来た箱に入って頑張れる人材は、たくさんいる。また私のように、立ち上げが出来る力の人材も、少ないけどいる。私もそうだったけど、皆『ゼロから立ち上げた』と言う」
「だけど、箱をつくるのは、誰でも出来る訳じゃない。本当のゼロから立ち上げて1にする人は、それほどいない」
「向き不向き、キャラ、能力、いろいろある。だけど何よりも、行動するかしないか。泣きながらでも実行するかしないか。倒れてもまた挑戦するかしないか。そうして初めてゼロから1にできる。箱を造りきれる」
「服部さんは、もうゼロから1にし、1から10にしたから、今度は、10から100にする段階。違うステージに入った」
いろいろ考えながら、聞いていた。