どうして、私が起業できたんだろう。どうして、私が経営できているんだろう。どうして私が代表を務まっているんだろう。
いや、務まってない。
うちの法人の、あの秀逸な事務長と、あの優秀な経理がいなければ、我が法人グループはここまできていない。
あの名人保育士と、この生き生きとした保育士さん達がいなければ、うちの保育園グループは、上手くいっていない。
よく考えれば。
起業の時も、資金調達のコンサルや採択申請コンサルがいなければ、上手くいかなかっただろう。
経営における資金繰りも会計も、夫が入ってこなければ、どうなっただろう、とゾッとする。
もう、ほぼすべての苦手な仕事や業務を、私は誰かに渡している。私がやるより、その人がやった方が良いからただ。その人が私より優秀だからだ。
いま、社長という職をやろうとして、自分の出来なさぐあいが、分かりすぎる。(笑)
だから新しい会社の事務職や人材を探す今も、こう考えている。
「誰がやっても、間違いなく私より出来るだろう」「とにかく、その人が普通に出来れば、私がやるよりずっと良いから」と。
ただ、自分は出来ないくせに、求めている水準は高いらしい。(ある人がそう言った)