服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

初めての労働局あっせん「正義の反対はもう一つの正義」

「正義の反対はもう一つの正義」という言葉がある。今日、その言葉を身で知った。

もと理事で契約社員の70代後半の方から、とある件で訴えられた。

本日、労働局に出向いて“あっせん”に参加した。疲労困憊で終わった(笑)

私の視点からは、全く理不尽な要求と訴えだ。都合よく労働者になり、都合よく理事になる。

しかし何しろ、その方は、かつてある労組の事務長だった人だ。労働貴族だった人だ。

彼からすれば、私のようなヨチヨチ経営者は、労使紛争においては、赤子の手をひねるようなものだろう。

そしてもちろん、あちらの正義と、こちらの正義は違う。その人の嘘はその人の論理のなかで、正義となる。

労働局は、労働者の味方である。労働者の正義のほうを取る。

私という経営者の「縦に公平・公正、横に公平・公正」という正義は、取らない。

どれほど、私が彼の嘘に翻弄されようが、騙された私がリーダーとして愚かなのである。

どれほど、彼が嘘と理不尽を通そうが、それを対策出来なかった私が、組織トップとして幼いのである。

最終的に「解決金」という形で、彼が要求した金額を支払うものに、署名をした。

泣き寝入りではない。泣き寝入りだけど(笑)。彼の嘘と理不尽と、いわゆる“労働者の正義”に、屈したからではない。屈したけど(笑)。

年老いた彼に、これ以上、晩節を汚してほしくなかったからだ。愚かなリーダーの“優しさ”である。

やっぱ、マキャベリを読もう。