服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

私は社員の生殺与奪を握っている身だ。だからこそ自分を律する。

この役職になってから、心の筋力が必要になった。己れを律する心の筋肉だ。

自分を高慢にさせない、権力を行使する気持ちよさに酔わない、そんな心の筋力だ。

私は、中小零細企業の社長。

私は、一般社団法人の代表。

私は、教育・保育機関の理事長。

人事権も含めて私は、ある意味、組織に属する、私以外のすべての人の、生殺与奪を握っている。

だから。

もし私が不公平なことをしたら、組織は酷いことになる。

もし私が、依怙贔屓をしたら、組織は哀しいことになる。

もし私が、愚かだったら、組織は滅びる。

ここ数日、あることに関わっている。改めて心する面談、ヒヤリングが、重なっている。

右と左の言い分は違う。この人とあの人の気持ちは衝突している。どちらも自分が正しいと思っている。

それゆえ私は。公正に、公平に。視野を広く、視野を高く。ハンドリングは真ん中に。と心を律する。

一刀両断したい気持ちを、押さえて。思いっきりスッキリしたい気持ちを押さえて。

私の“正義の一振”は、組織においては“権力者の一声”となる恐れのあることを、思い出して。