本日TVで、総裁選の範囲に関することで、とある学者が言っていた。「痛みを伴う政策を実行するには、信頼関係が欠かせない。」
あっ、そうか。と、悟った。
じつは、この一ヶ月以上、私は自分の小さな法人において、痛みを伴うことを実行していた。
それはそれは、ややこしく、難しかった。私は代表で理事長なのだから、雇用主だから、“鶴の一声”で断行してもいいはずだった。
だが、マネジメントチームには呼び出されて、三時間も激論した。職務会議で30人の職員を相手に、説明会を持つこと二回。保育士さんからの申し入れで、個別の話し合いをすること数名。
相手が納得するまで。ひたすら正直に。同じことでも何度でも。
誰と闘っているのか、何と戦っているのか、分からなかった。それでも、一昨日が終わる頃、ふと、終わったことを感じた。
そして、今日TVでこの言葉を聞いて、覚った。
そうか、私は、痛みをともなうことを敢行するために、職員全員と、”信頼関係を築いていたのだ”、と。
有り難うよ。
誰にいっているのか分からないが、カッコつけて、そう言いたくなった。